現代は工夫すれば暮らしやすい世代?

消費税の増税や膨れる社会保障費など、懐が寒い印象が強い現代。雇用形態の変化や年収の面だけで見ると「貧しさ」に注目が集まってしまいます。

しかし、現代には発達したものもたくさんあります。昔なら考えられないような金額で24時間楽しめるオンラインの世界では、観たかった映画やドラマ、聴きたかった音楽が定額でいくらでも楽しめたり、世界中の人の意見が手軽に聞けることで視野を広げられたり。人脈一つとっても簡単に広げる方法が溢れている現代は「昔の方がよかった」では片づけられないほど有益なものが溢れています。

収入は確かに高くない人も多いかもしれませんが、支出の面も一緒に考えた時。そこには貧しく搾取されるだけの環境が待っているのでしょうか。

子供の教育費や老後のことを考えると不安はぬぐえませんが、多様性が広がる現代は「年収」という物差しだけでは測りえない豊かさが至る所に隠れているのかもしれません。

【参照】
厚生労働省「賃金構造基本統計調査

佐渡 六花