現実ではあり得ないドラマの中の出来事かのように、どこか他人事に思える不倫ですが、意外と身近なところで一騒動起きている可能性がないとは言い切れません。

なかには円満に関係を終える二人もいるようですが、最後にはそれぞれの家庭や職場など周囲の人たちを巻き込んで、泥沼化することも少なくないようです。

今回は、様々な形で終わりを迎えた職場不倫の3つのエピソードをご紹介します。

リモートワークで不倫が発覚、破局へ

都内で勤務するAさんの職場で不倫が発覚したのは、コロナ禍によるリモートワークがきっかけでした。

「普段から、あの二人仲がいいな…と思って見ていた同僚同士が不倫関係にあったんです。男性のほうは社内でも愛妻家として知られていた人で、それだけに初めは信じられませんでした。」

「コロナの影響でうちの会社でもテレワークが推奨されて、その日はリモート会議を開いていたのですが、二人の様子が明らかにおかしくて…どう見ても同じ部屋にいるんですよね。お互いは画面に映らない角度になっているけれど、女性社員が一人暮らしをしている家に一緒にいるんだってピンときました。だって、女性が飼っている猫が二つの画面を行ったり来たりしているんですよ!?私だけじゃなく会議に参加している人はみんな気付いていたけれど、もうどこから突っ込んだらいいのか迷うレベルでした…」

男性社員の家へ電話して不在を確認した上司は、「不倫はもとより、リモートワークにした意味を分かっていない!」と怒り心頭。当然、男性の妻にも不貞がバレて二人は別れることになったものの、Aさんは、「あれでどうしてバレないと思ったのか、理解に苦しみます…」と呆れてしまったそうです。

同僚二人と同時進行で不倫、片方がバラしたらもう一人まで出てきて…

不倫の結果、転職を余儀なくされた男性の末路を「自業自得とはいえ散々だな…」と振り返るBさん、なんとその男性は、同じ職場の二人の女性と同時進行で不倫関係にあったそうです。

「それが発覚したのも、煮え切らない男性の態度にしびれを切らした女性のうちの一人が、自分たちの関係を社内で大っぴらにしてしまったからなんです。それを聞いたもう一人も負けじと声を上げたところへ男性の奥様まで登場してしまって、もう泥沼化。その奥様も実は同じ会社に勤めていた元同僚で、『旦那さんが会社で大変なことになっているけど!?』と連絡を受けてかけつけたそうです。」

「そんな騒ぎを起こしてしまった男性は、当然社内に居場所がなくなり、退職しました。風の噂で聞いた話だと、離婚まではしていないようです。ただ、再就職で給料は大幅ダウンして、働きに出るようになった奥様に頭が上がらないそう。あれだけのことをした以上、当然の結末かもしれないですね」

女性は逮捕、男性は自己退職…W不倫の末に迎えた最悪の結末

「不倫をするもしないも、無関係な立場からすれば勝手にしてとも思うのですが、逮捕者まで出てしまった今回の件はさすがにひどかったなと思います」と語るCさんの職場では、既婚者同士のW不倫が最悪の結末を迎えたそう。

「信じられないことに誰もいない隙を狙って社内で体の関係を持ったこともあるらしい二人は、女性側がかなり本気だったのに対して、男性のほうはちょっとした遊び感覚だったようです。彼女の『早く奥さんと別れてくれればいいのに』『私との時間をもっと優先してよ』という訴えをのらりくらりとかわし続けていた男性に対する怒りの矛先が、本人ではなくの奥様のほうへ向いてしまったみたいで…。

奥様に対する嫌がらせが原因で、女性が逮捕されてしまったんです。まさか同僚から逮捕者が出るとは思っていなかったので、本当にびっくりしました。それがきっかけで今までの不倫関係の全貌が明るみになって、男性のほうも結局、自己退職していきましたよ。欲は身を滅ぼすとはまさにこのことだな…と思いました」

おわりに

当人たちだけでなく周囲も盛大に巻き込んで、泥沼の様相を呈することもある職場不倫の結末。一時の享楽に流されて、家族との絆や社会的な信頼などの大切なものを失ってしまう可能性を思い描くことができなかった代償は、あまりに大きいものです。そんな二人を周囲は冷ややかな目で見ながら、内心では「どうか巻き込んでくれるなよ」と思っているのかもしれませんね。

中川 雅美