最近では、特別珍しいという存在ではなくなった、いわゆる「高齢出産」。とはいえ、いざ子育ての世界に足を踏み入れると、周囲のママ友との年齢差を気にしてしまうママも少なくないようです。
「ママ友の輪に入れるかな?」「周りから浮かないか気になる…」といった不安の声もよく耳にします。
そこで今回は、高齢出産をしたママたちの体験談を聞いてみました。ママ友作りのヒントを学んで、楽な気持ちで構えましょう♪
みんなはタメ口、私にだけ「敬語」…。(Aさん 43歳)
「周囲のママたちの平均より、おそらく10歳は上回っている私。子連れで一緒に遊びに行くようなママ友は何人かできましたが、どうしても体力面がついていけませんでした。
幼稚園の運動会やバザーでは、ほかのママのペースに合わせられず、足を引っ張ってしまうこともしばしば。会話中に『階段をあがると動悸がする』『子どもと追いかけっこなんて無理』といった発言をして、周りをポカーンとさせてしまったときもあります。
どうしても若いママとはテンションが合いにくいです。ときどき、『ノリが合わないと思われているだろうな…』とネガティブになってしまう瞬間も。ほかのママ同士は冗談を交えてタメ口で話しているのに、私に対してだけ『ですよね~』と丁寧な敬語を使うのも引っ掛かりました。
でも、そのうち『一緒にいると楽だ』と感じるママ友に出会いました。園で子ども同士が仲良くなったことをきっかけに、親同士のお付き合いも始まりました。
周囲に合わせるよう努めていた時期もありましたが、今では『しっくりくる相手とだけ関わればいいのかも』と気楽に接しています」