「ライフプラン表」を作ってみよう

「ライフプラン(生涯生活設計)」とは、いわば人生の設計書。ライフイベントやマネープランを表にすることで、いつまでにいくら貯めようという目標がはっきりしたり、マイホーム購入など高額な支出をするタイミングが決めやすくなったりします。必要な情報は「家計収支」と「家族のライフイベント」です。表はエクセルや各社が無料配布するテンプレートなどを使用して作ることができます。

【1:家計を把握する】
家計簿をつけていない・毎月どんなことに支出をしているか分からない人は、まず家計簿やアプリなどを利用して、家計の現状を把握しましょう。

【2:家族の年表を作る】
次に、自分の現在から老後までを年表にし、家族一人一人の年齢も一覧できるようにします。1年ごとに区切り、20~30年分をまとめて見られるようにしておきましょう。

【3:ライフイベントを記入する】
子どもの年齢に合わせ、「入学」などのライフイベントを記入していきます。車の購入など大きな出費の予定があれば、それもライフイベントとして記入してください。住宅ローンの返済をしている人は、残りの年数も書いておきましょう。

【3:夫婦それぞれの手取りを記入する】
夫婦それぞれの手取りも、今の年収を元に記入します。出産や育児休業など、収入が減る時期も考慮しておくといいでしょう。

【4:支出予定を記入する】
生活費・教育費・レジャー・住宅ローン・保険・ライフイベントに関わる支出など大まかな項目別に支出予定を記入していきます。賃貸の場合は更新料などもあるので注意しましょう。

すべて記入すると、収入から支出をひいた年間収支、そしてそこから貯蓄額も可視化できます。もしこの時点で老後資金が足りないようであれば、ライフイベントの見直しをする必要が出てきます。もしくは、育休後の復帰を早める、副業で手取り収入を増やすなど、早い段階から貯蓄を増やすための行動を起こせるように準備しておきましょう。