米大統領選を控え相場は煮詰まった展開に。今週は好決算銘柄物色で動きが出るか

【日経平均株価】テクニカル分析 2020年10月25日

新型コロナウイルスの感染拡大などの影響を受け、海外の株式は調整気味ですが、日本株は堅調です。大統領選の結果が出るまでは決算内容のいい銘柄などを物色する戦略がよさそうです。直近の結果だけでなく、コロナ禍からの回復や将来の業績回復に向けた取り組みなども注目されそうです。

小幅な値動きが続き、25日線付近で下値をサポートされる

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週はやや調整含みで陰線が続きましたが、25日移動平均線付近で下げ止まりました。ここからの反発が期待されていましたが、実際に先週初19日から反発、窓をあけて上昇して寄り付くと、そのまま陽線引けとなりました。

19日の取引時間中は一時23,707円と、直近の戻り高値である10月9日の高値(23,725円)に迫りましたが、その後が続きません。翌日以降は陰線となり、再び25日線付近まで下落しました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。先週もまた、直近の戻り高値付近で上値を抑えられましたが、ローソク足の実体は短く、値動きは小幅です。

チャートの形としては上値、下値が切り上がっています。ただし、フラッグというよりは、売買が小幅で煮詰まりつつあり、ペナントがやや右肩上がりになっているような形です。

勢力としてみると、「買い側」がやや優勢のように感じますが、煮詰まった形からは上放れることもあれば下放れることもあるので、決め打ちは避けたほうがいいでしょう。

現状は方向感が出しづらいため、相場がどちらに行くか決まってから出動しても遅くはありません。上値メドは、直近の戻り高値である10月9日の高値(23,725円)、目先意識されやすい24,000円になるでしょう。逆に下値メドは、直近の下値サポートになっている25日線(23,450円付近)が最初のポイントになります。

ただし、25日線を割り込んでもすぐに回復する動きが続いています。75日線を下回るようなことがあれば、流れが変わる可能性がありますが、それまでは押し目買いの好機と考えていいでしょう。

下原 一晃

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執筆者
下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。