そして「100均神話」は崩れ去った

「なんでも100均で買うのが一番安い、という先入観をもっていた私がバカでした。実家暮らしのころ、食料品を買ってくるのは実母でした。だからそもそも“モノの値段”を知らなかったんだと思います。スーパーのチラシを見比べたり、タイムセールを狙ったり・・・というやりくりはしたことがありませんでしたから・・・世間知らずでしたよね、私」

としみじみ語るサトミさん。

100均の魅力はやはり、豊富な商品がお手頃価格で手に入る点でしょう。ただ、「それが本当にお得な買い物なのかどうか」はモノによる、としかいいようがありません。

そもそも他店で安く買えるものだった、便利だと思って買ってみたものの使う機会がなくて結局処分した、となれば、それは「無駄遣い」以外の何物でもないのです。

大切なのは、「底値を調べる」という情報収集力と、「どんなに安くても、不要なものは買わない」という強い気持ちでしょう。

犬養 のぞみ