軽微な修復であれば買っても問題ない

中古車選びをしている際に、気に入った車が「修復歴あり」だった場合に買ってはいけないのか、という質問をよくされます。答えは「その車の損傷度合いによる」となります。

車によっては比較的軽い事故であっても、フレームを微修正する場合もあります。これについては購入時に、「事故歴(修復歴)の有無、ある場合は損傷箇所」を販売店に確認するようにしましょう。

年式や走行距離がほぼ同条件の車の場合、修復度合いによって価格差が生じるので、そこである程度判断できる場合があります。明らかに安い場合は、重度な損傷をした可能性があると判断してもいいでしょう。

失敗しないため事故車の選び方

それでは、仮に修復歴ありの車を買おうとする場合、見ておきたい2つのポイントを解説していきます。

① 損傷箇所(修復した箇所)と反対側の部分を確認

車は基本的に左右対称に作られています。左右を見比べることで「どの部分を修理(交換)したか、ある程度判別できます。ネジ止めされている部分の修理の場合は、ネジ山の塗装状態をチェックしましょう。ネジ山が削れている=取り外しをしているということです(ただし、日査協、公取協などの統一基準では、ネジ止め部位(部分)は骨格に含まれない)。