たとえば、「デザイン業務」「Webマーケティング」「ライティング」などリモートでも進めやすい業務もあります。オフィス勤務で、急な休み、遅刻・早退が頻繁になっても職場全体の業務進行に大きく影響することがあまりありません。
独学できるものから資格が必要なものまでさまざまですが、手に職を付けておけば出産後のキャリアの選択肢の幅も広がるでしょう。
結婚、出産前からスキルアップに取り組んでおくと役立ちます。
まとめ
「出産したら仕事はどうしよう…」働く女性の多くが経験する迷いと葛藤。たとえ、仕事を辞めたとしても一人で子育てするのは難しいことです。
前述の調査結果では、仕事をしながら家事や育児を両立していくほうが、生活満足度が高いようでした。しかし一方でマミートラックに陥ってしまう状況もあるようです。
「働いているから生活満足度が高い」のではなく、「自分の希望が妊娠・出産で断念されなかった」ことが生活満足度の向上につながっているのかもしれません。働いた方が経済的な不安が軽減しやすいですが、「今は子どもとの時間を大切にしたい」と専業主婦になるのも1つの選択です。
専業主婦でも兼業主婦でも、社会、会社、周囲が「子の成長を見守る、理解する」環境が求められているのかもしれません。
参考
株式会社マクロミルと認定NPO法人マドレボニータの協働調べ「2020年妊娠期・育児期のパートナーシップ実態把握調査」
調査対象:マクロミルモニタ20~45歳の男女(妊娠期:母親が第一子を妊娠中、育児期:第一子が2歳未満、母親が育休中/専業主婦/就業中)
調査地域:全国
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:事前調査2020年1月24日(金)~1月28日(火)本調査2020年1月29日(水)~2月1日(土)
有効回答数:事前調査2万9,967サンプル(報告書中では性年代構成比かつ全体を3万サンプルとなるようWB集計)本調査1,236サンプル
調査実施機関:株式会社マクロミル
池田 蒼