日経doorsの調査(※1)によると、9割以上の女性が経験ありと答えた「女同士のトラブル」。
中でも子どもとの関わり合いがきっかけで出会うママ友たちは、趣味や嗜好の一致という垣根を超えて育まれる関係です。良好なママ友関係を築いている女性もいますが、やはり「ママ友って面倒!」「ママ友同士でトラブル勃発!」などという経験をした女性の方が目立つ印象を受けます。
そこで今回は、ママ友トラブルの中でも多い「嫉妬」にまつわる体験エピソードをご紹介しつつ、嫉妬されやすい女性の特徴を考えます。
女性は嫉妬しやすい生きもの?
大学で恋愛心理学についての授業を行いつつ、化粧心理学者としても活躍されている平松隆円氏によると、「女性は男性に比べて嫉妬深い傾向がある」可能性があるといいます(※2)。
「男性に比べて女性のほうが嫉妬深いという明確な調査結果はない」としつつも、その理由として、「動物としての繁殖上の問題」をあげています。人間を生物学上でひとつの「動物」として見たときに、繁殖するための特性が異なっていることが理由ではないか、というのです。
男性は自分の子孫をより多く残そうとする行動が可能ですが、女性は身体の中で命を育むため繁殖数に限度があります。出産後に待ち受けている子育てなどを考慮すると、自分や子どもを守ってくれる男性が他の女性のところに行ってしまうということは、すなわち「ライフラインの危機」という判断につながります。
女性は自分や子どもを守るためにも、なんとかして男性との関係をつなぎとめる必要があり、これが嫉妬心につながっているのでは?という可能性の話なのです。