27.3%が夫に転職してほしい

27.3%の妻が夫に転職してほしいと考えているという結果も無視できません。必ずしも「転職してほしい」という願望と直結しているわけではありませんが、業種別に働き方改革の実施状況を調査すると興味深いデータが分かりました。

夫の勤務先で「働き方改革を実施している」は全体の 44.7%に留まり、残業時間の制限や有給休暇取得率の促進などの面で不満を抱いているようです。

なお、働き方改革を実施している企業の方が多く、全体平均を超える回答率となった業種は、「食品製造業」「資材製造業」「機械器具製造業」「電気・ガス・熱供給・水道業」「小売業」「金融・保険業」「不動産業」「教育、学習支援業」「公務」でした。

一方で、週休1日や時間外労働が常態化し、長時間労働の是正が大きな課題となっている「建設業」や「娯楽業」においては、働き方改革の未実施が目立ちます。夫の勤務時間の低減を求める妻が多いことから、「建設業」や「娯楽業」に勤める夫に不満を溜めている可能性は高いといえるかもしれません。