ネットで購入後、しばらく着用し役目を終えた洋服はまたフリマアプリで販売する…。そんなサイクルが一般化してきた近年、手放す際の買取価格が少しでも高くなればうれしいものですよね。
ファストリの中でもキャリア系御用達ブランドとして人気を博している「PLST(プラステ)」のアイテムは、同じファストリのユニクロ・GUの2次流通価格がおおむね1,000円以下が主流のところ、アイテムカテゴリでの差はあるものの大体が約2,000円~から、中には10,000円近い価格で落札されているものも多くあります。前者と後者では1次流通価格、つまり定価が平均的に約3倍(※)の開きはある点を考慮したとしても、実際の落札価格と定価との相乗効果で、プラステ全体のブランド価値・商品価値が高く評価され、2次流通価格の引き上げにつながっている傾向が見られます。
株式会社ファーストリテイリングが2020年7月9日に発表した「2020年8月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」によると、2020年8月期第3四半期の連結経営成績(累計)は1,544,924百万円。主に新型コロナウイルス感染症の影響で、大幅な減収減益を余儀なくされているアパレル企業が続出する中、前年同期比15.2%減におさえています。
困難な社会情勢の中でも、グローバル事業や“サステナビリティ”などの先進的な活動に力を入れ続け、企業価値への信頼、ひいては商品価値への期待を高めているファストリの、隠し玉ともいえるプラステの“高値品”をチェックしてみました。
※定価が平均的に約3倍(商品での一例)
ユニクロ【スマートアンクルパンツ】(2WAYストレッチ・丈標準64~66cm)本体価格2,990円
プラステ【ウォームリザーブスティックパンツ】本体価格8,990円