企業から株主へのプレゼントともいえる株主優待。もらえるものはクオカードやレストランの割引券などだけではありません。おもちゃやキャラクター小物などお子様にもうれしい優待品や、テーマパーク入場券、工場見学会といったお子様と一緒に貴重な体験ができる株主優待もあるのです。
※各社優待内容は、直近実績または2016年8月20日現在の予定です。
お子様の成長にあわせて楽しむ株主優待3選
スタジオアリス(2305)
全国で400店以上を展開する子供専門の写真館最大手。お誕生の記念に、七五三に、入学式に…と、ヘビーユーザーの方もいらっしゃるのではないでしょうか?同社の株主優待(年1回)は保有株数に応じてもらえる「株主写真撮影券」。撮影券1枚につき、四切写真プリント(フレーム付)、キャビネサイズデザインフォト(アクリルフレーム付)、B3サイズポスターのいずれかひとつがもらえます。お子様の写真を撮る機会が増えそうですね!
ハピネット(7552)
国内おもちゃメーカーの製品を数多く取り扱う玩具卸としてトップシェアを誇る企業。バンダイナムコグループで、玩具、映像・音楽ソフトなどの企画・製造・販売なども行っています。同社の株主優待(年1回)は、保有株式数に応じて品物を選べる「株主様ご優待カタログ」。ラジコンやゲームソフト、メイキングホビーセットなど、男の子も女の子もうれしいおもちゃから選べます。
タカラトミー(7867)
老舗おもちゃメーカー「トミー」と「タカラ」が2006年に合併して誕生。トミカ・プラレール・リカちゃんなど、大人の方も小さなころに遊んだ覚えがあるおもちゃが多いのでは?同社の株主優待(年1回)は、オリジナルのトミカです。保有株数に応じてオリジナルリカちゃん人形ももらえます。
また、同社の公式通販サイト「タカラトミーモール」では、株式保有期間に応じて同社商品等が10~40%割引で購入できる株主割引制度もありますよ。
お子様と一緒に盛り上がれること間違いなし!の株主優待5選
ディー・エヌ・エー(2432)
ソーシャルゲームプラットフォーム「モバゲー」やネット通販「DeNAショッピング」など、モバイルインターネットサービスの大手。プロ野球ファンの方なら「横浜DeNAベイスターズ」のオーナー企業というほうがピンとくるかもしれません。同社の株主になると、年1回、保有株数に応じて横浜DeNAベイスターズの公式戦チケットがもらえるほか、横浜スタジアムでの主催試合の内野指定席を500円引きで購入できる割引証がもらえます。お子様と一緒に野球観戦、楽しそうですね!
オリエンタルランド(4661)
日本国内だけでなく、世界から人が集まる大人気のテーマパーク「東京ディズニーリゾート(TDR)」を運営する企業。年に何度も訪れるリピーターも多いですよね。同社の株主優待は保有株数に応じてもらえる1デーパスポート(100株以上年1回、400株以上年2回)。「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」のいずれかで利用可能です。TDRは楽しいけれど家族で出かけると出費が悩みの種というファミリーも、1デーパスポートが1枚あればかなりオトクですよ!
ラウンドワン(4680)
複合レジャーサービスの大手。ボウリング、カラオケのほか、最近では時間制でスポーツやアミューズメントが楽しめる「スポッチャ」も展開しています。キッズコーナーがあるので家族連れにも人気ですよね。同社の株主優待は、国内の全店舗で使える各種優待券。100株保有すると年2回で合計4,000円分もらえます。
本田技研工業(7267)
世界最大の二輪メーカーとして、また世界有数の四輪車メーカーとしてグローバルに活躍する「Honda」。F1レースやMotoGPなど、モーターレースでも世界にその名をとどろかせていますよね。同社の株主優待は2016年6月に変更され年4回に。3月末の株主には同社の関連レジャー施設である「鈴鹿サーキット」(三重県)、「ツインリンクもてぎ」(栃木県)でご利用いただける優待券、6月末の株主にはレース、工場見学などのイベントへの招待があります(応募制)。さらに今回の変更で9月末の株主(3年以上・100株以上)への長期保有優待(オリジナル切手52円×2枚)、12月末の株主へのファンイベント「エンジョイホンダ」への招待(応募制)が追加されています。
サンリオ(8136)
「ハローキティ」や「マイメロディ」など、キャラクター商品の企画・販売で有名ですね。同社は物販事業のほか、東京・多摩市の「サンリオピューロランド」、大分県の「ハーモニーランド」の2つのテーマパークを運営しています。同社の株主優待(年2回)は、サンリオピューロランド、ハーモニーランドの入場・アトラクションが無料になる共通優待券のほか、保有株数に応じてキャラクターグッズがもらえますよ。
また、同社は毎年6月に開催する株主総会の当日、サンリオピューロランドを株主向けに特別運営しています。株主本人と同伴者1名が入場・アトラクション無料になるので、これが楽しみという株主も多いようです。
工場見学会でモノづくりの現場を学べる株主優待2選
JFEホールディングス(5411)
JFEグループの持ち株会社。世界有数の鉄鋼メーカーであるJFEスチールを中心に、エンジニアリングや商社などを展開しています。同社の株主になると、抽選で千葉・倉敷・熊本などで開催される工場見学会に参加することができます(3月末の株主対象)。同伴1名まで可能(小学校1年生以上)です。回数は多くはありませんが土曜開催の見学会の実績もあります。お子様と一緒に鉄鋼生産の現場を体感してみるのはいかがでしょうか。
小松製作所(6301)
ブルドーザーやショベルカーなど、建設機械で世界トップクラスのメーカー「コマツ」。同社はお子様向けの「ちびっこ見学会」を毎年開催(3月末の株主対象)。2016年は石川県小松市の「粟津工場・こまつの杜」でした。交通費は自己負担なので遠方だとちょっとした旅行になってしまいますが、貴重な学びの機会になるかもしれません。また、同社は毎年株主総会後に展示会を実施しており、ブルドーザーやショベルカーの運転台で写真撮影などができますよ。小さなお子様をお連れになる株主も多いようです。
なお、同社株を3年以上保有し、かつ3単元(300株)以上を保有すると、「感謝品」として、オリジナルミニチュア(非売品)がもらえますよ。
いかがでしたか?ちなみに、株主優待をもらえるのは、その会社の「権利確定日」の株主名簿に載っている人です。権利確定日の名簿に載るには、それより3日前までに株を買わないといけません。地味に感じますが、知らずにタイミングを逃すとせっかくの株主優待をもらえなくなってしまうので、覚えておいてくださいね。
まとめ
このほかにも、お子様のお洋服を買うお店、塾や通信教育の割引など、お子様関連の株主優待を提供している企業もいろいろあります。こうした企業を探したり、権利確定日を調べるなら証券会社の株主優待特集サイトが便利でおすすめです。なお、今回ご紹介した企業の株は、ジュニアNISAの年間非課税枠80万円にもおさまりますよ(2016年8月20日時点)。お子様の教育資金の運用に、日々の暮らしに、ご家族にぴったりの株主優待をぜひ探してみてください!
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