そんなAさんは、夢であった英語を使った仕事を始めるべく、子どもに英語を教える仕事への転職活動を始めているのだそう。「今の転職希望先は自分のペースでのんびりやれるところ。ほかにも、簡単な英語記事を日本語に訳すウェブライターの仕事も副業で始めて、毎日が充実している」と話してくれました。
派遣社員でも貯められる! とにかく固定費を安く
続いて、IT関連企業で派遣社員として働く40代のBさんです。「派遣社員としてのんびり働きながら、お金を貯めたいなと思っていた。恥ずかしながら『20代のうちには結婚するだろうな』と漠然と思っていたから、大学卒業後もフラフラしていて正社員として勤めたのは数年。それでも貯金できたのは、徹底した節約をしていたからだと思う」と話します。
「当然お昼は外食なんて一切しないで、お弁当と飲み物のタンブラーを持参。派遣社員という立場もあって、会社の飲み会は基本的に断れるし、友達との飲み会もほとんどない。オタクだから、マンガを読んだりアニメを観たりはしていたけれど、そこまでお金がかかる趣味じゃない。電子書籍なら家が狭くても問題ないし」と笑います。
また、自宅も駅から徒歩15分ほど歩く場所にあり、「人気路線は高いし、急行が停まる駅も高いので却下。マイナー路線の各停しか止まらない駅をあえて選んで、駅から15分以上歩けば、同じような間取りでも2、3万は余裕で安くなる。スマホも格安スマホで、アパートに無料のWi-Fiが付いているから通信費も不要。固定費はかなり抑えられている」とBさん。フリマアプリで洋服を購入することも、売ることも多いと言います。
「服を買うときは基本フリマアプリで、化粧品はプチプラのものをたっぷりつけるようにしている」とのこと。さらに「ポイ活もしていて、アンケートに答えたりサイトに会員登録してみたりしてコツコツポイントを貯めている。固定費もカード払いに切り替えて、家賃もカード払いができるところを選んだから結構しっかり貯まる。それで買い物もしているし、ポイントを貯めるのはゲーム感覚で楽しい」と話してくれました。
さまざまな節約を重ねて、月10万円以上の貯金をしてきたというBさん。30代半ばからは投資も始めたそうで、「以前は投信と日本の個別株を買っていたが、個別株のほうが面白いし値上がりするときには思い切り値上がりするのが面白い。今はスマホで株価を見るのが趣味と言えるかも」と話していました。
Aさんも言っていましたが、やはり収入が多くない場合、貯金だけではなかなか目標金額に到達しません。投資は怖いという人もいるかもしれませんが、まずは投資について知ってみるのもいいのではないでしょうか。