「男性の育休がとりやすい環境」を目指すには

こうみると、体力面、精神面ともにメリットを感じている家庭が多いようです。先ほどの調査データでも、「育休満足度」は81.8%と高い数値を示しています。昨年の67.5%と比べると、男性の育休取得に対する満足度は高まっているといえるでしょう。

しかし、一方で「収入が下がった」「会社での立場が気になった」という声も見受けられました。実際のところ、男性の育休取得率は12.8%という結果に。「男性の育休は、どうすれば増える?」(複数回答)という問いに対しては、以下のような項目が多く挙げられました。

  • 育児休業中の給料・手当が変わらない…88.5%
  • 育児休業後も業務の調整がつく…85.8%
  • 直属の上司が理解・サポートしてくれる…84.8%

やはり、育休取得のデメリットにも挙げられている部分がネックになっているようです。「男性の育休がとりやすい環境」の実現には、収入面の保障や上司の理解といった部分が求められるでしょう。