少子高齢化、年金受給開始年齢の繰り上げ、コロナ渦と私たちを取り巻く環境は年々厳しくなっていると感じます。

いよいよ貯蓄だけではどうにもならないと考える方が多くなり、老後資金準備のための資産運用が注目されています。

日本は小学校、中学校、高校と体系だったお金の教育がなかったため、資産運用や投資というものは専門家や富裕層しか出来ないものと考える方がまだまだ多いのが現状です。

また、お金の話はどうしてもデリケートであるため、相談しにくいということもあるかもしれません。

実は老後に向けた資産運用においては主婦の方こそ向いていると感じるポイントが3つありますので、ご紹介させていただきます。

その1・主婦が老後向け資産運用に向いている理由

貯蓄が得意な傾向にある

総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2019年(令和元年)平均結果―(二人以上の世帯)」で共働き世帯と専業主婦世帯の貯蓄額を確認することでその理由がお分かりいただけると思います。

この調査報告によると、共働き世帯と専業主婦世帯の平均貯蓄額は下記のようになっています。

  • 共働き世帯(有業者は夫婦のみ)・・・1289万円
  • 夫のみ有業の世帯・・・1466万円

では年間収入はどうでしょうか。

  • 共働き世帯(有業者は夫婦のみ)・・・799万円
  • 夫のみ有業の世帯・・・688万円

このデータからは、平均年間収入は共働き世帯が上回っているのに対して、平均貯蓄額は下回っていることが分かります。

結果的に専業主婦世帯の平均貯蓄額が高いということは女性が家計のお金の管理をしている方が多いといえるのではないでしょうか。

こうした傾向からお金の管理が出来る主婦が資産運用というお金を増やすことにも向いているといえるでしょう。