還暦を迎えた60歳の貯蓄額と「ゆとりある生活に必要な金額」はいくら?

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貯蓄額2,000万円に満たない人の割合が約3分の2

還暦の人のお金事情と言えば、少し前に世間を賑わせた「老後2,000万円問題」が気になるところですが、本調査では還暦人の現段階での貯蓄金額の平均額は、「3,078万円」と出ています。

「意外とみんな持っている…」と思われた方もいるかもしれませんが、この金額はあくまで全体の平均金額であることに注意が必要です。

貯蓄額で最も多くの割合を占めたのは「100万円未満(20.8%)」となっており、「500~1,000万円未満(12.0%)」、「1,000~1,500万円未満(11.9%)」、「100~300万円未満(11.6%)」と続いています。

その一方で、「1億円以上」と回答した人が7.3%、「5,000万円以上~1億円未満」が8.0%、「3,000万円以上~5,000万円未満」が9.9%となっていることから、十分な貯蓄を有している人たちによって平均金額が押し上げられていると言えるでしょう。

実際に、この調査では貯蓄額が2,000万円に満たない人は全体の65.1%を占めており、約3分の2の還暦人が「老後資産2,000万円」が用意できていないことが分かります。

60歳を超えても働きたい人が多い?

同調査の中では、「何歳まで働きたいか」という質問に対して、「60歳まで」と答えた人は全体の13.3%にとどまり、およそ9割弱の還暦人が還暦を迎えた後も働き続けたいと考えているようです。

仕事を辞めると老け込んでしまうから、仕事は自分の生きがいだから…など、仕事を続けたい理由にはさまざまなものがあるでしょう。

ただ、約3分の2の還暦人が老後に必要になるだろうと言われている2,000万円分の貯蓄ができていないことを踏まえると、将来に対する不安から働かざるを得ないと考えている人も、結構多いのかもしれません。

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執筆者

京都大学大学院情報学研究科を修了後、リクルート住まいカンパニーに3年間勤務。退社後は金融関係の情報を中心に発信するライター/コラムニストへと転身。「くらしとお金の経済メディア LIMO」「マネ会 by Abema」「Credictionary(セゾンカード)」などに寄稿中。