その他では、ドラッグストア株への見直し買いが入り、スギホールディングス(7649)、ココカラファイン(3098)、サンドラッグ(9989)などが年初来高値更新となったことが目を引きました。なお、先週末にストップ高で引けたSGホールディングス(9143)は大幅続伸で年初来高値を更新しています。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- 東京エレクトロン(8035)
- アドバンテスト(6857)
- 日産化学(4021)
米中貿易摩擦の深刻化により、半導体メモリ大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)が上場延期を正式発表。これを受け、売却益が見込めなくなった東芝(6502)が一時▲9%弱安へ急落しましたが、終値は▲3%強安まで戻しました。
また、約2,000億円の公募増資検討の観測報道が流れたANAホールディングス(9202)が需給悪化懸念から一時▲8%超安の急落となり、日本航空(9201)も連想売りで一時▲6%安へ急落しています。
その他では、不正施工問題で業績悪化に歯止めがかからないレオパレス21(8848)が、6月末時点で約▲118億円の債務超過に陥ったことを公表。これを受けて”もうダメか”とばかりに売りが殺到し、一時▲17%安の暴落となり、終値も▲12%超安となったことが目を引きました。
葛西 裕一