二極化する「みんなの貯蓄額」
次に、総務省統計局が2020年5月に公表した「家計調査報告貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)」をみていきます。
この調査の「I.貯蓄の状況」をみると、二人以上の世帯における「2019年平均の1世帯当たり貯蓄現在高(平均値)」は1755万円という結果に。貯蓄現在高が0の世帯を除いた世帯を順番に並べて中央に位置している「貯蓄保有世帯の中央値」は、1033万円となっています。
そして貯蓄額の分布では、二人以上の世帯の10.7%が「100万円未満」に。その一方、11.4%の世帯が「4000万円以上」となりました。さらに、先ほどの貯蓄現在高の平均値「1755万円」を下回る世帯が67.9%となっています。約3分の2は平均値に届いていないことを踏まえると、貯蓄額は二極化しているうえ、低い階級に偏っているのが現状のようです。
著者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ58年(696か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、CFP®、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2026年2月7日)。