採用担当者は「主婦を雇いたい」

求人サイト「しゅふJOBパート」を運営する株式会社ビースタイルメディアがおこなった「パート・アルバイトの採用活動実態調査」によりますと、「採用したい人物像について」という質問に対し、「実務経験がある人を採用したい」が54.9%と第1位に、次いで「できれば主婦を採用したい」が53.9%と僅差で2位になりました。

「雇う側は経験者がいいのでは」というイメージを持ちがちですが、採用担当からすると、経験の有無よりも以下のような人材を求めているようです。

・「長期就労が見込める」(87.5%)
・「限られた中で効率よく働ける」(40.1%)
・「対人スキルの高さ」(38.7%)

子育て中の主婦は、子供の手が離れるまであまり大胆に生活スタイルを変えることはありません。つまり、一度雇えば数年は継続した労働が見込めるため「学生のサイクルより長い就労が見込めること」があげられます。

また、「限られた時間や人材の中で働くというのは主婦の経験が活かせるのでは」という考え方や、ママ友やPTA活動で磨かれた対人スキルなどを期待する声も聞こえてきました。

主婦からすると「経験値よりもそんなこと?」と思ってしまうかもしれませんが、長期に渡り一緒に働くことを考えると、そういった基本的なことが信頼関係を築くためには大切なことなのかもしれません。