退職金3000万円以上支給される人数は
ここまで見ていく中で、退職金は2000万円~2500万円の割合が最も高いことが分かります。
国家公務員の退職手当の支給水準については、退職給付(退職手当及び年金払い退職給付(使用者拠出分))の官民均衡を図るため、おおむね5年ごとに行う民間企業の企業年金及び退職金の実態調査を踏まえて見直しが実施されているためなのです。
民間企業の退職金は約2000万円と言われていますので、上記が考慮されているとはいえ、国家公務員の退職金はやや高めといわれても仕方がないでしょう。
さて、2000万円以上の高額の退職金を受け取っている人はどのくらいだったかというと、常勤職員の定年時に関していえば、7588人で全体の58%となり、そのうち行政職俸給表(一)適用者に至っては、2792人で86%の人が受け取っています。いずれの場合でも、半分以上の割合の方が2000万円以上を受け取っています。