生活スタイルの変化による退職金のあり方

前項でご紹介した退職金の相場ですが、定年まで働いた場合はある程度大きな金額が受け取れることが分かります。

ただし現在は働き方が自由になったことで、転職もしやすくなっています。

その反面、受け取れる退職金の金額も目減りするという方も多くなってくるのではないでしょうか。

こうなってくると老後資金の備え方はこれまでの常識であった預貯金でまかなうことから、運用して少しでも増やしていくということに変化していくと予想しています。

退職金の運用方法とは

では実際に退職金を運用するとなった場合、何を選んで運用すれば良いのでしょうか。

退職金は皆さんの老後に向けた大切な資金ですが、少しでも増やそうと思うあまり、受け取った退職金を一気に運用したいという方がいらっしゃいます。

運用商品には必ずリスクがあり、元本保証がありません。

いかにしてリスクを少なくしながら資産を増やしていくかがポイントとなります。

持っているお金を一気に運用した場合、タイミングがよければ増えるかもしれませんが、タイミングが悪かった場合最悪は資産がなくなってしまうこともあります。

運用初心者の方には長期の資産形成を目的に毎月少額からでも始められる投資信託がおすすめです。

毎月決まった日に、同じ金額でつみたてすることによって、時間と資産を分散し投資のリスクを少なくしながら最終的に資産が増えていく、このような投資方法をドルコスト平均法と言います。

ここで大切なことは、前項でもお伝えしたように老後も運用を続けていき、必要な分だけ取り崩していくことです。
運用期間が長いほどリターンが安定するためです。

ただし現在日本にある投資信託は6000本あるといわれています。

数ある投資信託の中でも何を選んで投資するかで資産の増え方は変わってきます。

自分で選ぶことが難しい場合は、お金のプロに頼るという方法もあります。

このコロナ渦で、オンラインによる相談が出来る窓口もありますので、気軽にご相談いただけるのではないかと思います。