普段あまり高速道路を使わないのに、自分のクレジットカードとETCカードを紐づけることに抵抗を感じる方や、そもそもクレジットカードを持っていない場合はどうすれば…?という疑問が浮かんできますね。

「ETCパーソナルカード」はクレカ不要のETCカード

そのような方のために、クレジットカードが不要な「ETCパーソナルカード」が用意されています。

「ETCパーソナルカード」は、クレジットカードを持っていない方でもETCが使えるよう、東/中/西日本高速道路、首都高速道路など6社が共同して発行しており、略して「ETCパソカ」と呼ばれることもあります。

クレジットカードの付帯カードとして発行するETC専用カードと同様に、高速道路の有料道路料金の支払いのみに利用可能で、年会費は1,257円(税込)です。

それでは、ETCパーソナルカードの特徴を詳しく見ていきましょう。

① デポジット(保証金)が必要

ETCパーソナルカードを発行してもらうには、デポジット(保証金)の預託が必要です。そして、有料道路の料金支払いに利用することができるのは、このデポジット額の80%までとなっています。

というのも、ETCパーソナルカードには、クレジットカード発行時のような審査はありません。その代わりにデポジットを預託することで、利用者にETCの利用金額に対する債務を保証しているのです。