「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイト、6月以降の売上高は対前年同月比80%台が続く(2020年8月)

注目小売店月次実績シリーズ

写真はイメージです

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転寿司チェーン店「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト(7421)の、2020年8月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年9月4日に更新されたカッパ・クリエイトの2020年8月既存店売上高は、対前年同月比81.7%。内訳は客数76.0%、客単価107.5%であり、客単価はプラスながら客数のマイナスの影響が大きく、マイナス成長となっています。

続きを読む

また全店売上も80.4%と、既存店及び全店ともに対前年同月比80%台前半のマイナス成長となりました。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。

既存店売上高については、前期マイナス成長となったのは7月(96.7%)と3月(76.9%)の2カ月のみであり、堅調な推移を見せていました。

しかし新型コロナの影響から、対前年同月比で4月48.5%、5月75.6%、6月83.9%、7月84.3%、8月81.7%となり、3月から6カ月マイナス成長が継続中です。6月以降80%台は維持しているものの、8月は81.7%まで下がっています。

全店売上高では、前期はプラス成長とマイナス成長がいずれも6カ月となりました。今期は4月(47.6%)が底となり、5月74.7%、6月83.4%、7月82.5%、8月80.4%と既存店同様の推移を見せています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は2018年半ばから、上限1,500円付近と下限1,300円付近の間でレンジ相場を形成していました。しかし2月からの株式市場全体の下落とともに、3月は1,024円まで下落しています。

その後の反発により5月後半に1,500円台を回復。しかし再度1,200円台まで下落した後、8月以降は上昇が続いており、現在は高値水準である1,500円台で取引されています。

新型コロナウイルス問題を受け、3月からマイナス成長が続いています。既存店・全店ともに6月以降の売上高は対前年同月比80%で足踏みするなか、株価は堅調な推移を見せています。9月以降どのタイミングでプラス成長に復帰できるのかという点に加えて、株価は今後1,500円台を上方ブレイクできるのかも注目されます。

カッパ・クリエイトの過去1年の株価推移

拡大する

参考資料:売上報告(2020年度)

LIMO編集部

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げ。その後Longineのサービスは2020年3月に終了となったが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、証券・金融業務メンバーに業界紙出身の新聞記者などもメンバーに加え、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。