コロナ禍の消息が見通せない今、経済を回していくという大きな視点においても、感染予防は徹底しながらも「ウィズコロナ」社会へ機運を高めていくことが、今後の重要なポイントになってくるかもしれません。

「経済回復」を理由に自分を納得させる側面も

経済を回していくということに少し触れましたが、現在の世間の風潮や機運が外出に望ましくないにもかかわらず、それでも外出したいと思うのは「経済回復」といった側面も少なからずあるようです。

先ほどの調査では、同一県内で旅行やレジャーに行きたい理由として最も大きな割合を占めたのは、「地元で消費をして地元の経済回復に貢献するため(42%)」という回答でした。もちろん、本心から経済を回復させたいと思っている人も多いと思いますが、外出に対する逆風が吹く中で「経済回復のためだから」と自分を納得させている人もいるかもしれませんね。

観光地や飲食店からすれば、どんな理由であれ実際に足を運んでくれるお客さんがいることはありがたいことでしょう。シルバーウィークの間だけでも、都合のいい考え方を採用してみるのも良いかもしれません。

まとめ

シルバーウィークの頃には緊急事態宣言が撤回されてから約4カ月が経過していることになりますが、コロナの影響はいまだに続いています。今年のシルバーウィークは「ウィズコロナ」の中で、さまざまな想いを抱えながら過ごすことになりそうですね。

【参考資料】

川上 俊介