いろいろあった2020年もすでに3分の2を終えて、気づけば9月半ばになりました。今月は、ゴールデンウィークと並ぶ大型連休のシルバーウィークがあるため、例年であれば今頃ワクワクしながら連休の予定を立てていたことでしょう。

しかし今年は、コロナ禍を意識し例年とは異なるシルバーウィークを過ごす人も多いようです。そこで今回は、いくつかの調査結果をもとに、みんなのシルバーウィークのお出かけ予定について見ていきたいと思います。

旅行やレジャー・外食に対する意欲は軒並み減退

大手広告会社・博報堂のシンクタンクである博報堂生活研究所が毎月発表している「来月の消費予報」では、20~69歳の男女1,500名を対象に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を行っています。

今年8月に行われた調査(9月の消費予報)によると、9月の消費意欲指数は前年比でマイナス3.0ptの落ち込みとなりました。これは、前年9月が消費税増税直前であったため消費意欲が高い傾向にあったことも一因ですが、カテゴリー別に見ると「旅行」「レジャー」「外食」「ファッション」など、外出に関連したカテゴリーが減少しているのが特徴的です。

コロナ禍が夏休みに続き、シルバーウィークにも暗い影を落としていることが、よく分かる調査結果と言えるのではないでしょうか。

同一県内で日帰りであれば旅行も許容?

それでは、コロナ禍の「おでかけ」のニーズはどのように変化しているのかを確認していきましょう。行き先や日程によって、旅行やレジャーに対する意識に違いがあるようです。