国民年金を、いくらもらっているか

平成30年度末現在の国民年金受給者数は804万人にのぼります。

国民年金(基礎年金)はサラリーマン、公務員などの第2号被保険者も受給しますが、上述の804万人は、自営業者等の第1号被保険者の人数となります。

では、実際に、第1号被保険者のみなさんは、国民年金をいくら受給しているのでしょうか。

下記の表は、国民年金受給者の平均年金月額の推移です。

老齢年金(受給資格期間25年以上)

  • 平成29年度・・・50,186円
  • 平成30年度・・・50,520円

通算老齢年金(受給資格期間25年未満)

  • 平成29年度・・・18,952円
  • 平成30年度・・・18,974円

国民年金は保険料を40年収めることで満額受給しても、月額6万5千円程度です。

40年も含む、25年以上の受給資格期間の平均ですと、満額から2割程度減り、25年に満たない納付期間だと、受給月額は更に下がることがわかります。

月2万円程度の年金では大変心もとない金額です。年金を増やすには、自助努力も必要になってきそうです。

付加保険料や国民年金基金の加入、更には、民間の年金保険に加入するなど、何らかの対策が必要となるかもしれません。