共働き夫婦の思わぬ落とし穴とは…
日本では現在、夫婦共働きの家庭が多数派になっています。総務省の国勢調査によると、日本の全世帯のうち共働き世帯は64.4%と判明しました。共働きしていれば生活にも余裕があるはず…なのですが、必ずしも貯蓄額が多いとは限らないようです。
夫婦二人分の収入で家計も安定するため、節約が難しくなるのかもしれません。収入が上がるにつれて生活のレベルを上げたことで貯めにくかったり、子どもの受験や通塾・部活など教育面を最優先にしている家庭もあるでしょう。住宅ローンの返済で大変だという家庭もあるかもしれません。
貯めたいのに貯められない、という困り感がある時は、お金の管理の仕方や貯め方を改めて見直していきましょう。共働きで頑張っているからこそ、家計管理には注意すべきポイントがあるようです。
(1)夫婦で家計について話し合う
共働き夫婦の中には、共有の口座に毎月それぞれ一定金額を入金して生活費に充てているケースもあると思います。この場合、お互いの収入のうち共同口座に入れない分を、それぞれが自由に使ったり貯金に回したりしているようです。しかしお互い自由に使う部分があるためか、相手のお金の使い方に口を挟みにくいというケースもあり、大きな支出が発生したときに慌てることになります。
また、今は夫婦共働きで余裕があっても、仕事の契約期間が終了したり、配偶者の転勤がきっかけで仕事をやめざるを得なくなるなど、収入が減る可能性も考えられます。生活水準もすぐに下げることは難しいでしょう。収入が減るというリスクも想定して、ボーナスの時期など定期的に家計の見直しや貯金額の目標を確認していきたいですね。