メンバー間の人間関係を良好に保つことは、組織の重要な課題です。

テレワークという新しい働き方が浸透し始めた今、リモート環境下でうまくコミュニケーションをとることの難しさに悩む人も増えています。

職場でのコミュニケーションに「ギクシャク感」があると、業務へのモチベーションも下がりがちですよね。たとえ在宅勤務であったとしても、働く仲間との良好な人間関係は、一人ひとりのちょっとした心がけで改善できるかもしれません。

8割超が「上司主体」の個別コミュケーション…人材育成に向けた取り組み

まず、一般社団法人日本経済団体連合会が実施した「人材育成に関するアンケート調査結果」を見てみましょう。社員の成長に向けた個別のコミュニケーションについて調査したところ、8割以上(83.3%)の企業が「上司」を実施主体として取り組んでいた結果となったのです。そして、より効果的な方法として、1on1などの上司と部下による定期面談や目標管理制度などが挙がっています。

ただ、現状の社員との個別コミュニケーションの方針に対する企業の満足度は低いようです。現状施策の一部、もしくは方針全体を見直す必要性を感じている企業が6割を超えていました。このような結果から、新たな導入施策への関心の高さが窺えます。