2020年の初頭から続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響で、日本のみならず世界経済が低調な景況に陥っています。

このような状況の中、人材確保に関しては、やむを得ず先延ばしとなっている企業もありますが、募集を継続している企業もあります。

従来、転職活動におけるWeb面接は、物理的に距離が遠い場合やリクルーターとの面談に使われてきましたが、今では多くの企業がCOVID-19の感染リスクを減らすために取り入れるようになりました。

今回はこのWeb面接を企業がどれくらい採用しているか、そしてWeb面接を攻略するためのポイントについて解説します。

緊急事態宣言中も66.6%の企業がWeb面接を取り入れていた!

㈱リクルートキャリアは自社サービス『リクルートエージェント』を利用している企業にアンケートを行い、中途採用の実態について、緊急事態宣言下から宣言解除後にどのような採用活動が行われたか調査しました。(※1

調査結果をまとめると、

  • 緊急事態宣言下においても宣言が出される前と同様に採用活動を続けていた企業は64.8%
  • 緊急事態宣言により採用活動を一旦停止したが緊急事態宣言解除その後に再開した企業は19%
  • 緊急事態宣言解除後(アンケートが行われた6月19日~25日時点)、採用活動を継続している企業は83.8%

緊急事態宣言以降、採用を停止している企業は16.2%にとどまり、緊急事態宣言解除後は、83.8%の企業が採用活動を継続しているという状況を分析してみると、コロナ禍だからこそ優秀な人材を確保したいと願っている企業の切実な思いが伝わってきます。