キャサリン妃を悪者扱い
一方、一般家庭出身のキャサリン妃は交際中から長年叩かれても戦わずに、好かれる努力に徹しました。良妻賢母として好感度を上げ、英国民からの信頼を築いています。
そんなキャサリン妃との関係について同書では、2人は「親しい友人関係には発展しなかった」とし、キャサリン妃のサポート努力が十分でなかったと示唆しています。キャサリン妃がメーガン夫人の誕生日に花を送ったことについては、「(花より)もっと苦しい立場を気にかけてくれた方がよかっただろう」と、著者がメーガン夫人の気持ちを代弁しています。
また、同じ場所に買い物に行くのに、キャサリン妃がメーガン夫人を誘わずに出かけたことにも根に持っているようです。キャサリン妃に冷たいイメージを与えていますが、当時キャサリン妃は妊娠中で幼子2人の面倒を見ながら公務をこなしている超多忙の身。自分自身もパパラッチを避けながら外出しているのです。
キャサリン妃だって誰の助けもなしに1人で厳しい批判に耐えてきたのです。キャサリン妃からしてみれば「甘えるな」とでも言いたいところでしょう。
また、ヘンリー王子夫妻の最後の公務となる今年のコモンウェルス・デーの式典では、「ウィリアム王子とキャサリン妃の対応がとても冷たかった」とも書かれています。ヘンリー王子夫妻が離脱したことで、ウィリアム王子夫妻の公務が激増していることを考えれば、申し訳ないという気持ちが先に立つのではないでしょうか。
いつもヘンリー王子を暖かく見守ってきたウィリアム王子にしてみたら、ウィリアム王子夫妻への批判には傷ついていることでしょう。
スポットライトとサポートが欲しい
もう一つ、メーガン夫人の自己中心的性格が読み取れるのが、元夫で映像プロデューサーのトレバー・エンゲルソン氏とのエピソードです。
エンゲルソン氏は、メーガン夫人の新たな結婚生活を邪魔するような過去のゴシップや離婚理由について沈黙を保っています。ですがメーガン夫人は離婚理由について、ドラマ“SUITS”で忙しくなったのが「彼には面白くないようだった」と友人に話したと一方的な見解を明かしています。
しかしエンゲルソン氏は、度々自身のSNSで彼女の“SUITS”での活躍を宣伝し自慢していた、という事実もメディアでは指摘しています(※1)。
また、エンゲルソン氏はいくつかメーガン夫人のために役を見つけてきたにも関わらず、「なぜ彼はもっとサポートしてくれないのだろう」と友人に不満を漏らしていたようです。
エンゲルソン氏は「どうでもいい」と気にしていないようですが、長い間売れないメーガン夫人を支えてきたエンゲルソン氏を知る彼の叔父は、同書に書かれた内容に憤慨しているとも伝えられています。