お騒がせカップル、ヘンリー王子夫妻の出会いから王室離脱までの様々な裏話を明かした、いわゆる「暴露本」“ Finding Freedom: Harry and Meghan and the Making of a Modern Royal Family ”が8月11日に出版され話題を集めています。

同書はメーガン夫人と親しいという王室記者、オミド・スコービー氏とキャロリン・デュラン氏の共著です。ですので、ヘンリー王子夫妻側を美化する著書になっているのは言うまでもありません。

しかし、同情を集めるはずが、あまりにも勝手すぎる言い分にうんざりする読者が多く、裏目にでてしまっているようです。今回は同書から垣間見るメーガン夫人の人間性を取り上げてみたいと思います。

メーガンの出現

まずこの本は、ヘンリ―王子夫妻の友人や王室関係者のインタビュー、著者達の見聞を元に書かれたもので、ヘンリー王子夫妻は一切関わっていないということを強調しています。しかし2人の個人的な感情や情報が多いことから、「一切関わっていない」を信じるには無理があるようだと言われています。

母、ダイアナ妃を想起させるような「人道主義者」という大げさなアピール。あたりかまわない執拗な愛情表現。そんなメーガン夫人に夢中なヘンリー王子は最愛の兄、ウィリアム王子や親友のアドバイスに耳も傾けず、関係に亀裂が生じてしまいました。

メーガン夫人は、良い意味でも悪い意味でも「強い女性」です。批判され態度をあらためるというよりも、自分の正当性を主張する態度が世間知らずで、母親の事故死のトラウマを抱えたヘンリー王子を混乱させてしまっているのかもしれません。