離婚には、配偶者との話し合いや名義変更などの手続きにかかる労力のほか、ある程度のまとまったお金も必要です。特に子供が小さいうちは、離婚するまでに準備が必要なことがたくさんあります。
今回は、筆者自身や身の回りのシングルマザーたちの体験をもとに、離婚までにやっておくべき10のことをまとめてみました。
離婚までにやっておくべきこと・金銭編
まずは、離婚を決意してから離婚が成立し、その後、生活していくのに必要なお金に関する5つの事柄です。
1. 離婚にかかる費用を明確にしておく
離婚前から別居をする場合には、別居費用が必要です。また、DVやモラハラが原因の離婚だったり、財産分与を明確にするために弁護士や探偵への依頼が必要な場合には費用が発生します。
弁護士費用は財産分与や養育費の額によって変動するため、事前に大体の金額を確認しておくと安心です。離婚の話がこじれることも考えて、別居や弁護士等の費用は多めに準備しておきましょう。
2. 離婚時にもらえる財産を把握する
離婚後の生活を具体的にイメージするためにも、お互いの貯金や貯蓄型の生命保険、不動産などの財産がある場合には「どのくらいもらえるのか」「何をもらえるのか」を調べて把握しておきましょう。
ちなみに、住宅ローンやマイカーローンなど、夫婦が共同生活をするために借りたお金(負債)がある場合には、それも財産分与の対象となるため注意が必要です。
すぐに分けられる現金以外の財産分与が発生する場合には話がややこしくなることも多いので、弁護士など専門家に依頼することをおすすめします。また、不動産の名義変更が発生する場合には手続き費用を把握し、準備しておきましょう。