元信金マンが教える、定年後の退職金の運用法

生命保険文化センターが行った意識調査によると、夫婦2人で老後生活を送る上でゆとりのある老後生活を送るために必要と考える金額は月額平均36.1万円となっています。
退職金から毎月36.1万円切り崩していくと、2,000万円あった退職金はわずか4年半で枯渇します。65歳の公的年金受給まで持ちこたえてくれません。

ここで、退職金以外に60歳以降生活していくだけの十分な貯蓄がない人は、公的年金受給まで働いて給与所得を得ることを考える必要があるでしょう。 

退職金はどのようにして運用するべきか

自分の銀行口座に退職金が振り込まれると、馴染みの銀行員が退職金の運用商品をいくつか紹介してくるかもしれません。その中には投資信託のような元本保証のない商品も含まれているでしょう。

しかし、そこで大切な退職金の全額をリスクの高い商品につぎ込んでしまっては、せっかくの退職金が目減りしてしまうことも考えられます。運用方法は慎重に選ぶ必要があります。

退職金を受け取ったらまず最初にすべきことは、退職金の「色分け」です。

色分けとは何かというと、受け取った退職金の金額を以下の3つのいずれかに振り分けていきます。まずここで、自分は退職金をどのように使っていきたいかを整理します。

  • 生活費として5年以内に使うお金
  •  使い道が決まっているお金(家のリフォーム、家財の買換等)
  • 10年以上使う予定がないお金

限りある退職金を、上記の3つのお財布に割り振ってみてください。その時、10年以上使う予定がないお金がある程度できるようなら、そのお金は、普通預金に置いておくのではなく、資産運用に回すと良いでしょう。

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同志社大学卒。大学卒業後、金融機関で投資信託や生命保険などを活用した資産運用アドバイス、相続相談、融資、為替業務などに従事。その後は役所で主に中小企業支援などに携わり、現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポートを行う。ファイナンシャル・プランニング技能検定2級、一種外務員資格などを保有。