前述と同じ調査結果にある金融資産の保有目的(金融資産保有世帯)を見てみると、全世代で共通して最も多いのは「老後の生活資金」で65.8%、次が「病気や不時の災害への備え」で58.0%となっています(3つまでの複数回答にて集計)。

世代別の特徴として、20歳代から40歳代で多いのは「こどもの教育資金」で、特に30歳代、40歳代では約70%の方が回答しています。

一方50歳代から70歳代で多いのは「老後の生活資金」となり、こちらも70%を超える人が回答しています。

20歳代から40歳代と、50歳代から70歳代で、貯蓄目的が変化しているのがわかります。

各世代の貯蓄目的で老後の生活資金が多いのはなぜか

ここで気になるのが、各世代で多い「老後の生活資金」です。同様の調査結果の中の「老後の生活についての考え方」について見てみたいと思います。

特に興味深いのが、前述の結果では「老後の生活資金」が貯蓄目的として多かったのは50歳代から70歳代であるのに対し、ここでは老後の生活について、「非常に心配である」と回答した世代は、30歳代、40歳代が最も多く、それぞれ全体の50%以上となっています。

これは実際に老後を迎えている60歳代の37.8%、70歳代の28.0%よりも高い数値になります。特に30歳代、40歳代が他の世代に比べて老後の生活への心配の度合いが高くなっているのがわかります。

30歳代、40歳代は子どもの教育資金や住宅ローンで、老後に対する貯蓄まで手が回らず、どうしていいのかわからずに余計に不安に思ってしまうのかもしれません。

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