「人前で叱ること」の知られざるリスク

日本でも叱ることにメリットはない

そもそも、日本は世界屈指の安全な国であり、さらに儒教文化によって自分の身を危険に晒すことなく叱ることができます。しかし、考えてみれば人前でその人を叱ることにメリットは一切ありません。米国や東南アジアほどでなくても、人前で怒る姿は本人の評価を下げるだけです。

また、叱られた側にもメリットはないと考えます。「もう叱られたくない。恥をかきたくない」とリスクを恐れて、ビジネスで積極的に挑戦できずに萎縮してしまうだけでしょう。筆者も会社員時代は至らない点も多く、あちこちで叱られてしまったものです。しかし、叱られてよかったと感じたことはあまりありません。叱る相手に恐怖を覚えるだけで、仕事ものびのびできなくなってしまいます。

日本もグローバル化の波に乗って、コロナ禍の前は訪日外国人が年間3,000万人を超える規模でした。COVID-19が落ち着けば、また多くの外国人がやってくるでしょう。今後はますます多くの外国人がオフィスで働く社会になるかもしれません。その時には今の「人前で叱る文化」をアップデートしておかなければならないと感じます。

参考

「【タイ】邦人殺害で、再考する注意したいタイ人の気質」GLOBAL NEWS ASIA
「フィリピンにおける安全対策(安全の手引き)」在フィリピン日本国大使館

黒坂 岳央(起業家/投資家/ジャーナリスト)

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黒坂 岳央(起業家/投資家/ジャーナリスト)

シカゴの大学へ留学し会計学専攻。大学卒業後、東京で会社員を経て独立。
フルーツギフトのビジネスに乗り出し「肥後庵」を代表。
ビジネスジャーナリスト、作家、講演家。投資家でもあり、株式・国内外の不動産・FX・仮想通貨などに幅広く投資。
資産数十億円超のビリオネアとの投資やビジネス経験を活かして、『年収1億円超の起業家・投資家・自由業そしてサラリーマンが大切にしている習慣 “億超えマインド"で人生は劇的に変わる!』を著書に持つ。
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