子どもを寝かしつけながら一緒に寝てしまうのはよくあるパターンですが、Aさんの夫の場合はほぼ毎日のよう。Aさん自身は「まだ片付けも明日の準備も残っているから」という気持ちで、がんばって起きているように何とか工夫しているそうです。

「寝かしつけた後に大人たちは食事。それから夫婦で分担している家事をこなし、明日の準備、というのが毎日のルーティーン。ですが、夫が寝落ちしたときは一人でご飯を食べ、家事と明日の準備をすませ、寝る前に夫へ『家事と準備はここまでやったから、あとはXXをお願い』とLINEしで報告。夫は私が寝たあとで起きる日もあれば、朝早く起きて行動する日もあります」

夫婦の時間がすれ違うことで食事時の会話もなく、片付けや明日の準備もそれぞれが決められたことをする…。顔を合わせて会話することがほぼないまま一日を終えることもしばしば…。

仕事であったことや子どもの保育園の様子など、本来、子どもを寝かしつけた後に二人で話したかった内容も、LINEで送っているAさん。

「事務的な連絡だけでは味気ないし、本当に会話がなくなってしまう気がして…」。

スマホでメッセージのやりとりはあっても、「夫婦の会話が減った」と日々感じているそうです。

無意識のうちにLINEに頼りがちに…

Aさんの話を聞いて、「わが家はどうなんだろう?」と夫婦のLINEの使い方を振り返ってみることに。私自身は特に気にしていなかったものの、思い返せば「夫婦の会話が減っている」ことに気づかされました。