JR東日本の4-6月期の営業収益は過去最高だが営業利益は微減益

東日本旅客鉄道(9020)の2017年3月期第1四半期の決算は微増収、営業利益で微減益の着地に。決算内容をハイライトします。

2017年3月期第1四半期決算ハイライト

連結の営業収益は対前年同期比+1.5%増、営業利益は同▲3%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は同+0.9%という着地に。営業収益は5期連続の増収となり、第1四半期の水準としては過去最高となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益も過去最高。会社の業績予想に変更はありません。

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連結の営業収益のうち約69%を占める運輸業の収益は同+1.0%増と伸びたもの、新幹線鉄道大規模改修引当金繰入などの営業費用が増加したことにより営業利益は同▲4.8%減となりました。

また、営業利益の約15%を占めるショッピング・オフィス事業の営業収益は同+3.6%増、営業利益は同+1.4%増となりました。

今後の注目点

今回の決算で一点気になるとすれば、単体の鉄道輸送量(百万人キロ)における新幹線(定期外)の減少です。対前年同期比で▲0.3%減と、北陸新幹線開業1周年を迎えたことや北海道新幹線の開業などを踏まえるとやや寂しい実績値にも見えます。今後はインバウンドでの需要をどのように結びつけるのかにも注目です。

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。Twitter:SatooshiX