「でも…自粛が明けた今、主人は週に3回オフィスに勤務するようになりました。すると、主人が出勤する前日の夜に、『明日は私ひとりだ』と思うと、なんだか不安で寝付けなくなってしまって…」

また、Hさんはそろそろ公園や児童館通いを再開するママも増えたのでは…?と不安になっている、とも話してくれました。

「コロナ騒動前の毎日に完全に戻るのが…怖いです」

まとめ

自粛期間中は、人との付き合いも非常にシンプルになり、そのぶん自分自身を見つめなおし、自分と向き合う時間が増えた…という人も少なくありません。そして、コロナ以前は「当たり前」と思っていたことが、実は自分自身に相当なストレスを与えていた…と気づいた人もいるようです。

そんな人たちはみな「コロナ前の生活にはもう、戻りたくない」と口を揃えて訴えます。

「“当たり前”が幸せ」が通説となっている今、コロナ禍がきっかけで「当たり前の日常=幸せ」ではなかったことに気付いた…という人がいるのも皮肉な話です。

大中 千景