アルフレッサHD、通期は増収増益 医療用医薬品等卸売事業では抗悪性腫瘍薬などが販売増

2020年5月13日に行なわれた、アルフレッサ ホールディングス株式会社2020年3月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:アルフレッサ ホールディングス株式会社 代表取締役社長 久保泰三 氏\nアルフレッサ ホールディングス株式会社 取締役 専務執行役員 岸田誠一 氏\nアルフレッサ ホールディングス株式会社 取締役 専務執行役員 荒川隆治 氏

2020年3月期決算説明会

久保泰三氏(以下、久保):みなさま、こんにちは。アルフレッサ ホールディングス株式会社代表取締役社長の久保でございます。平素は格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。弊社は5月12日に2020年3月期の決算を発表しました。同時にグループのガバナンスの強化策を発表し、それを受けて6月25日付けの役員人事も発表しています。のちほどご紹介しますが、新社長には荒川専務が就任予定です。

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最初に決算内容について岸田専務が、その後、久保より19–21中期経営計画の進捗の一部と2021年3月期の見込みについてご説明します。

新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて緊急事態宣言の発令があり、世界的に未曽有の状態になっています。感染された方や生活、仕事に影響を受けている方みなさまに対して、心よりお見舞い申し上げます。また医療の最前線で国民の生活を守る医療関係者にも深い謝意を表します。当社グループは一丸となって、社会インフラとしての医薬品等の安定供給の責任を果たしていきます。

連結損益計算書

岸田誠一氏:財務担当の岸田です。本日は説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。私からは、2020年3月期の業績についてご説明します。まず連結の損益計算書です。2020年3月期の売上高は2兆6,985億円で、前年比2.2%の増収となりました。売上総利益は2,071億円で、売上比7.68%、0.06ポイントアップです。販管費は1,594億円、売上比5.91%で0.02ポイントの改善です。営業利益は476億円、売上比1.77%で0.07ポイントのアップ、前年比6.4%増益となっています。経常利益は571億円、売上比2.12%で3.7%の増益、当期純利益は402億円、売上比1.49%で3.5%の減益となりました。

売上高、営業利益、経常利益段階で過去最高を更新しました。また、2019年3月期の特別利益、投資有価証券売却益の特殊要因を除けば、当期純利益も過去最高水準です。対計画に対しては、売上、各利益段階すべてで100%以上を達成しています。また、4つの事業セグメントすべてにおいて増収増益で、営業利益は全セグメントで計画を達成しています。それぞれの要因については、のちほどセグメント別でご説明します。

ROEは8.8%となり、19–21の中期目標8%水準をクリアしました。配当金については、配当方針の純資産配当率2.3%以上にのっとり、期末配当金25円、年間配当金50円としました。

連結貸借対照表

バランスシートについてご説明します。2019年3月末と比較して、資産合計は96億円増加し、1兆3,516億円となりました。流動資産は23億円減少し、1兆344億円です。主な内訳として、現預金は42億円増加、売上債権は第4四半期の売上が前期比マイナスになり187億円の減少、たな卸資産は安定供給のために期末に在庫を積み増しし152億円の増加となっています。固定資産は120億円増加し、3,172億円となりました。うち有形無形固定資産が85億円の増加で、投資その他資産が34億円の増加です。

一方、流動負債は229億円減少し、8,369億円となりました。うち仕入れ債務が期末日休日による支払決済日の影響で186億円の減少でした。純資産は328億円増加し、4,748億円となりました。自己資本比率は35%で過去最高となり、財務の安定性がさらに増しています。

連結キャッシュフロー

次にキャッシュ・フローの状況です。営業活動によるキャッシュ・フローは338億円の増加です。主な内訳としては、税前利益でプラス592億円、償却費でプラス117億円あった一方、売上債権、たな卸資産、仕入れ債務、いわゆる運転資本の増減でマイナス162億円、法人税等の支払いでマイナス218億円などです。

投資活動によるキャッシュ・フローは170億円の減少です。主な内訳は、物流センター等への投資、有形固定資産の取得でマイナス189億円、無形固定資産の取得でマイナス15億円の一方、投資有価証券の売却収入でプラス33億円となっています。

財務活動によるキャッシュ・フローは126億円の減少です。主な内訳は、配当金の支払いでマイナス103億円、リース債務の返済でマイナス17億円などです。この結果、2020年3月期のキャッシュは41億円増加し、期末残高は2,092億円となりました。

医療用医薬品等卸売事業①

続いて事業セグメント別の業績において、売上から営業利益についてご説明します。まず医療用医薬品等卸売事業です。売上高は2兆3,755億円で、前年比2.1%の増収となりました。売上総利益は1,544億円で売上比6.50%、前年よりも0.03ポイントダウンしましたが、前年比1.6%の増益です。販管費は1,127億円で売上比4.75%、前年より0.05ポイント改善した結果、営業利益は417億円で売上比1.76、0.03ポイントアップし、前年比3.6%の増益となりました。

増収の主な要因は、抗がん剤市場の拡大およびスペシャリティ商品の増加、医療機器材料、健康機器等、メディカル品の販売増加によるものです。医療用医薬品市場は2.5%成長の中、当社は、C型肝炎治療薬の前期からの売上反動減により、1.6%の成長です。市場シェアは当社推計24.1%となりました。増益の主な要因は、得意先に対する付加価値提案や流通改善ガイドラインの取り組み強化を継続し、一方でコストを適正にコントロールできたことによるものです。

医療用医薬品等卸売事業 売上構成比・妥結率

カテゴリー別の売上構成比です。構成比は、新薬創出加算が33.4%、特許品・その他が38.1%、長期収載品が16.8%、後発医薬品が11.6%です。それぞれ前年比は、新薬創出加算が111.8%、特許品・その他が105.5%、長期収載品が78.3%、後発医薬品が107.5%となりました。妥結率は99.6%です。

医療用医薬品等卸売事業 最重要課題:流通改革

2018年4月から厚労省が流通改善ガイドランを推し進めていますが、導入2年目の2020年3月期も引き続き経済合理性に立った取引等推進してきました。

セルフメディケーション卸売事業①

続いてセルフメディケーション卸売事業です。売上高は2,689億円で、前年比1.5%増収となりました。売上総利益は265億円で売上比は9.87%、前年よりも0.03ポイントアップし1.8%の増益です。販管費は236億円で売上比は8.8%、0.02ポイントの改善です。営業利益は28億円で売上比1.07%を確保し、前年比プラス6.4%の増益となりました。

自然災害やインバウンド需要減の減収要因がありましたが、OTC、食品、日用品は継続して堅調に推移した結果、全体では1.5%の増収となりました。また変動費の増加を粗利益の管理徹底でカバーし、増益となりました。

医薬品等製造事業①

次に医薬品等製造事業です。売上高は459億円で、前年比12.8%の大幅増収となりました。売上総利益は132億円で前年比19.1%の増益、販管費は109億円で前年比14.1%増加となりました。その結果、営業利益は23億円で売上比5.11%、前年比49.4%の大幅増益となりました。

長期収載品の製造・販売の小計と、小計した商品のグループ医薬品卸会社のシナジー効果で販売が増加したことと、受託製造の増加が主な増収要因です。医薬品の増収効果および粗利益率が改善し、粗利が増加したため販管費の増加を十分にカバーし、大幅増益となりました。

医療関連事業①

医療関連事業、調剤薬局事業のセグメントです。売上高は356億円で前年比2.4%増収、売上総利益は129億円で前年比4.9%の増益、販管費は125億円で前年比4%増加となりました。営業利益は4億円で売上比1.2%、前年比44.8%増の大幅増益です。

店舗数は2店舗減り、169店になりましたが、薬剤医療の増加や技術料加算獲得の努力により、処方箋単価がアップして増収となりました。診療報酬に関わる不適切行為は、第三者委員会の報告書の内容を受けて再発防止の各種施策を徹底してきましたが、それを上回る粗利益の増加で、増益を達成することができました。

以上が、2020年3月期の業績説明になります。続きまして、社長の久保より19–21中期経営計画の取り組み状況をご説明します。またその後に、2021年3月期の計画についてご説明します。

アルフレッサ ホールディング(株)の新体制

久保:続いて私より、19–21中期経営計画の取り組み状況と2021年3月期の計画についてご説明します。はじめに、昨日発表したアルフレッサホールディングス2021年3月期の新体制についてお話します。同時に発表したガバナンス強化策と経営環境の大きな変化、医療現場を中心としたICT化への変化など、中長期にわたる戦略と実践が必要とされる時代になったことへの対応から、経営体制を刷新しました。

6月25日の株主総会と、その後の取締役会で選任する予定についてご説明します。私は取締役会長に就任し、新しい代表取締役社長として荒川社長が就任し、アルフレッサの新社長の福神社長にもアルフレッサホールディングスの取締役に入ってもらう予定です。また、社外取締役候補者は新たに3名の方に就任していただく予定です。原取締役、木下取締役、竹内取締役です。

原取締役は、三菱東京UFJ銀行の元副頭取で現在双日の取締役会長です。木下取締役は、日本電気の元副社長で、現在はシニアオフィサーとしてご活躍されています。竹内取締役は法政大学経営学部教授です。監査役候補者は、監査役会の同意を得て、常勤監査役として尾崎氏に就任していただく予定です。尾崎氏は金融機関出身で、当社の事業開発部長を長年務めた経歴を持っています。取締役11名、うち社外取締役4名、監査役は5名、うち常勤監査役は2名体制です。

コンプライアンスの取り組み強化

次に、コンプライアンスの取り組み強化についてお話しします。2020年3月期は、調剤薬局における不適切行為、医療用医薬品等卸売事業における公正取引委員会の立ち入り検査がありました。さまざまなステークホルダーにご心配をかけたこと、また現在もおかけしていることを深くお詫び申し上げます。

そうしたことから、当社グループのコンプライアンスを見直す契機として捉え、昨日アルフレッサグループのガバナンス強化策について発表しました。グループガバナンスの強化として、経営体制の刷新強化、役員人事報酬等委員会の強化、コンプライアンス専門部署、および独占禁止法専用窓口の設置、コンプライアンスリスクマネジメント会議も分科会を設置して、セグメントごとに今まで以上に細やかな対応を実施していきます。この方針にのっとり、新体制も構築しています。

19–21 中期経営計画 主な取り組み

昨年5月に19–21中期経営計画の策定をして取り組みを進めてきました。その中で一部主だったものをご報告します。医療用医薬品等卸売事業では、MS機能のさらなる強化、スペシャリティ商品への注力、医薬品等製造事業では、グループニーズに沿った製品の拡充、それらについてご報告します。

医療用医薬品等卸売事業 MS機能のさらなる進化

初めに、医療用医薬品等卸売事業のMS機能のさらなる進化では、地域包括ケアの取り組みの成果として、多職種連携会議が延べ年間775回の開催および参加の実績があります。会議では医療と介護に携わる資格者やその関係者、また自治体との連携の一歩が始まっていると考えています。

メディカル品への注力では、メディカル品専門MSの注力はもちろんですが、医薬品販売のMSが注力することによる売り上げ増が期待できると考えます。アップ率やトータル販売額の構成比はまだまだですが、伸びゆく商品群と捉えています。

医療用医薬品等卸売事業 スペシャリティ商品への注力

次も医療用医薬品等卸売事業のセグメントです。スペシャリティ商品への注力に関しては、SMDを中心に、当社グループ会社にモロオと富田薬品を加えることにより、全国でのお得意さまカバー率の高さ、そして47都道府県での安定したシェアと言った強い集合体により、スペシャリティ商品の一元流通にさらに注力していきます。売上でも前年比約120%のアップ率が実現できました。今後の市場性や製薬会社の代理店施策の方向性等を考慮すると、今まで以上に注力すべき項目と捉えています。

医療用医薬品等卸売事業 成長分野における企業連携

成長分野における企業連携として、今年の2月に開示したとおり、PHC、富士通エフ・アイ・ピーとの連携は、特殊医薬品の流通に関する情報の共有を実現し、流通管理の高度化と効率化を実現できる仕組みと考えます。また、業界共通プラットフォームとして展開できれば、さらなる効率化が進むと考えています。本格的に展開できるのを楽しみにしている仕組みです。

医療用医薬品等卸売事業 成長投資①(地域の人々の健康への貢献)

成長分野への投資の1つ目として、本年3月にエクスメディオとの資本業務提携を開示しました。これは医師向けのオンラインサービスであり、創業者のドクターである物部社長のお言葉では、WEB上の医局のソファと言われています。先生のお話では、専門外の症状など、現場の先生方の診断の役に立つことができます。また、特にプライマリーケアにおいて重要な機能であると自信を持たれています。こうした現場の先生方のお手伝いができることと、医薬品卸としてお得意さまの先生方へのご紹介は、われわれが担える領域と考えます。

また、ネットワークが広がることによるメリットは計り知れないものがあると考えます。医師向けの情報共有プラットフォームとして、多くの先生方のご利用を確信しています。しいては、地域包括ケアという仕組みの中の一つの重要な機能へと発展していくと考えています。

医療用医薬品等卸売事業 成長投資②(事業モデルの変革)

成長分野への投資の2つ目は、ヒューマンライフコードとの資本業務提携です。この件は本年4月に開示しています。ヒューマンライフコードは、再生医療等製品である臍帯由来の間葉系細胞製品の開発中です。当社が資本業務提携することにより、特殊医薬品の高品質な輸配送を担い、安定的な流通体制を構築できるものと考えています。将来楽しみな製品です。

医療用医薬品等卸売事業 成長投資③(事業領域の拡大)

成長分野への投資の3つ目は、クォンタムオペレーションとの資本提携です。本件も本年2月に開示したものです。同社開発のウォッチ型バイタルバンドは、血圧心拍数などのバイタルデータはもちろんのこと、光センサー技術を使った血糖測定機能内臓モデルを開発されていることが大変な魅力です。たくさんあるウェアラブル端末との大きな違いと考えています。血糖値がこうした技術で簡単に測定できる可能性を持っています。

医薬品等製造事業 製品拡充・販売拡大①

次は、医薬品等製造事業セグメントの製品拡充・販売拡大についてです。本件も本年2月に開示しています。当グループのアレッサ ファーマの製品です。「モディオダール錠」の特発性過眠症の追加効能の取得の件です。突発性過眠症は日中の眠気が主要症状ですが、眠気の性質がナルコレプシーとは異なり、日中の眠気や居眠りが長時間続く、居眠り後や朝の起床時もリフレッシュせず、寝ぼけ状態がしばらく持続するというような症状です。適用追加により、多くの患者さまの治療の一役を担えると考えています。

医薬品等製造事業 製品拡充・販売拡大②

製品拡充・販売拡大の2つ目です。これも本年5月に開示したものです。同じく、当グループのアレッサ ファーマの製品です。体外診断用キットのカルプロテクチンキット「ネスコートCp オート」の保険適用の件です。保険適用の内容は、潰瘍性大腸炎の病態把握の補助検査用として承認を得ました。患者様の便中に含まれる、カルプロテクチン濃度を約10分で測定できます。既存の物は約60分かかるそうです。これを機に、医療機関での潰瘍性大腸炎の診断および治療に貢献できるよう、本製品の普及に努めていきます。

連結業績予想

続いて、2021年3月期の業績予想です。まずは連結業績予想についてです。2021年3月期の売上高は前年比0.1%増の2兆7,000億円、売上総利益は前年比3.4%減の2,000億円で、対売上比7.41%、販管費は前年比2.3%増の1,632億円で、対売上比6.04%、営業利益は前年比22.8%減の368億円で、対売上比1.36%、経常利益は前年比17.4%減の472億円で、対売上比1.75%、当期純利益は前年比25%減の302億円で、対売上比1.12%をそれぞれ見込んでいます。

売上はほんの微増ですが、利益関係は前年に比べて減益となります。微増収減益の見込みです。内容はセグメント別にご説明します。なお、この連結業績予想および全セグメント業績予想には、新型コロナウイルス感染症による業績影響は織り込んでいません。また、中間年薬価改定議論はありますが、その影響も織り込んでいません。

医療用医薬品等卸売事業②

医療用医薬品等卸売事業のセグメントです。2021年3月期の売上高は前年比100%の2兆3,760億円、売上総利益は前年比5.5%減の1,459億円で、対売上比6.14%、販管費は前年比1.3%増の1,142億円で、対売上比4.81%、営業利益は前年比24%減の317億円で、対売上比1.33%、前年比では売上横ばい、営業利益は減少の見込みです。医療用医薬品の市場の見込みはマイナス2%として予想しています。

売上において、当社はメディカル品やスペシャリティ製品の売上拡大で前年並みを目指しています。利益においては、前年に仕切価変更による売差改善がありました。しかし本年度見込みには、仕切価変更による売差改善は入れていません。他に、医薬品メーカーの仕切価の対薬価率上昇傾向があることや、アローアンスの縮小傾向などの影響を加味しています。

セルフメディケーション卸売事業②

次はセルフメディケーション卸売事業のセグメントです。2021年3月期の売上高は前年比100%の2,690億円、売上総利益は前年比0.2%増の266億円で、対売上比9.89%、販管費は前年比3.5%増の245億円で、対売上比9.11%、営業利益は前年比27.3%減の21億円で、対売上比0.78%、前年との比較では売上横ばい、営業利益減少という見込みです。

環境は、ドラッグの大型合併、外国人観光客のインバウンドの減少などの要因が背景にあります。当社としては、ドラッグに販売できる商品構成を早期に拡充することが喫緊の課題と捉えています。売上高の水準は維持するため、販売管理費の増加を見込んでいます。

医薬品等製造事業②

次に医薬品等製造事業のセグメントです。2021年3月期の売上高は前年比9.9%増の505億円、売上総利益は前年比7.7%増の143億円で、対売上比28.32%、販管費は前年比7%増の117億円で、対売上比23.17%、営業利益は前年比10.7%増の26億円で、対売上比5.15%の見込みです。唯一の増収増益のセグメントとなっています。要因は、待望の新製品や適用拡大の実現、承継品販売において、グループの医薬品事業との連携の強みを活かせていること、また受託製造、海外事業も成長の兆しが出ていることです。

医療関連事業②

次に、医療関連事業、調剤薬局のセグメントです。2021年3月期の売上高は前年比2.6%減 の347億円、売上総利益は前年比0.5%増の130億円で、対売上比37.46%、販管費は前年比2.4%増の120億円で、対売上比36.89%、営業利益は前年比53.3%減の2億円で、対売上比0.58%と、減収減益の見込みです。この事業に関しては、前年のコンプライアンス違反を二度と起こさないという観点から、人員の拡充、システム投資など、信頼と信用を取り戻すことを第一優先項目としています。

株主還元

次に株主還元について、当社は株主還元方針をDOE2.3%以上とし、年間53円の安定した配当を実施できるよう努めていきます。

以上で、19–21 中期経営計画の進捗状況と2021年度の見込みに関してご説明しました。最後に、新社長を予定しています荒川専務より一言ご挨拶いたします。それではよろしくお願いいたします。

荒川隆治氏:ただいまご紹介いただきました荒川隆治です。昨日の取締役会において、6月25日以降の代表取締役社長就任を決議いただきました。社長としての方針については、6月25日以降、みなさま方にご案内させていただければと思っています。

私の基本的な考えを少しだけ述べさせてください。本日このようなかたち、このようなタイミングでグループのガバナンスの強化策、あるいは機構改革、トップの人事が発表されたということについては、事の重大さ、あるいはバトンを引き継ぐものとしての責任の重さを感じ、自分のこれからの行動の基本として考えていきたいと思っています。

具体的に言いますと、やはりガバナンスの徹底した遂行とサスティナビリティの徹底的な追及の2点になります。ガバナンスについてもサスティナビリティについてもよく使われる言葉ですし、実際にアルフレッサ ホールディングスの日々の経営の中でこの2つを十分に意識して、今までも取り組んできました。しかしこれからは、この2点についてより高いレベルでその遂行と追及を求めることが必要だと考えています。

さらに具体的に言いますと、やはり本来のガバナンス、サスティナビリティのあり方についても考え、それを遂行していくために、まずは仕組みづくりが適正であったかどうか、そして最終的にはその仕組みを動かす人づくりの部分がきちんとできているかどうか、そのようなことを追求していく中で、私共として、ガバナンス、サスティナビリティの追求ということを望んでいきたいと考えています。このようなベースの部分をきっちり行ない、その上で19–21 中期経営計画の各施策の遂行をのせていきたいと考えています。

今日お集りのみなさま方におかれましては、どうか引き続きアルフレッサ ホールディングス、アルフレッサグループへのご支援、またご鞭撻を賜ればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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