微妙なバランスをさぐる中国の政策運営 <HSBC投信レポート>

より的を絞った金融政策で景気回復をサポート

インフレ、成長/雇用、為替レート、金融の安定性などの複数の達成目標があるため、当局は政策目標の間で微妙なバランスを取る必要がある。

当社では、人民銀行が緩和的な政策スタンスを維持すると見込んでいる。外的要因の不確実性が続くなかで、景気回復は依然として脆弱な状態が続くと思われる。また、感染症の第2波のリスクが消費とサービスの回復の重しとなる可能性もある。インフレ率が低いため、企業の実質 ベースの資金調達コストは依然として高いままにとどまる。

中央銀行は7月1日には、再割引率と再貸付金利の0.25%の引き下げで、中小企業の借入コストの削減をもう1段階進めている。

この動きはまた、人民銀行が今後数ヶ月以内にターゲットを絞った金融緩和を実施する可能性が高いことを示しているが、企業の資金調達コストの削減に重点が置かれ(信用スプレッドを圧縮する政策を含む)、預金準備率、中期貸出ファシリティレート、 ローンプライムレートが引き下げられる可能性もある。同時に、金融リスクを抑制するために、規制およびマクロプルーデンス政策が強化されることも考えられる。

HSBC投信

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執筆者

HSBCグループの持株会社であるHSBCホールディングスplcは英国・ロンドンに本部を置いています。HSBCグループは、ヨーロッパ、アジア・太平洋、南北アメリカ、中東、北アフリカに数多くの拠点を擁する、世界有数の金融グループです。
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