子どもだけのサイクリングは、おとなへの旅立ち?

遠出のサイクリングは、高校生になってからということになり、再延期になっています。しかし、男子の表情からは未練たっぷりの心情が読み取れました。

なんとかしてあげようと思い、提案してみました。

「誰かのお父さんかお母さんに、一緒に行ってくれるように頼んでみたらいいのに」

一人でもおとなが参加していたら、学校の許可が出るのではないかと考えたのです。

ところが、男子の顔はますます曇りました。

「嫌だよ! 親が来たら、僕行かない。誰も行かないと思うよ」

やっぱしね。

間宮 書子