複数の借り入れがある場合、上記のように利息が高いものを優先することを意識することが大切ですが、残高が少ないものがあればボーナス払いを活用してまとめて返してしまってもいいでしょう。そうすれば毎月の返済もかなりラクになります。

複数借りていて毎月の返済が苦しい場合には残高が少ないものから返済を、毎月の返済に余裕がある場合には利息が高いものから返済することを考えてみるといいでしょう。

負債はできるだけまとめる

さらに、ローンやキャッシングを一本にまとめることができるのであれば、まとめてしまいましょう。「おまとめローン」も視野に入れてみてください。たとえば、A社から年率18.0%で100万円、B社から年率17.8%で50万円借り入れていたとしたら年間で18万円+8.9万円=26.9万円も利息の支払いが必要になるのです。

それをおまとめローンでまとめてしまい、年率12.5%で150万円借り入れることにしたら、利息が187,500円になります。つまり、まとめることで1つの会社に返済すればいいことになり、利息だけでも81,500円の節約になるというわけです。

ただし、おまとめローンには審査が必要で、改めて勤務先への在籍確認等が必要になる場合もあります。利息が軽減されなければまとめる意味もないので、しっかり調べてからまとめるようにしましょう。

おわりに

借金を返しながら生活するのは大変なことですが、工夫次第では負担を軽減することも可能です。いつまでも目をそらしていられる問題ではないので、どこかで一度しっかり向き合って、今後の返済計画をまとめてみましょう。自分の状況を調べているうちに、問題点や課題が見つかるかもしれませんよ。

大塚 ちえ