1000万円プレイヤーは給与所得者のおよそ5%

国税庁が2019年9月に公表した「民間給与実態調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者5026万人のうち、1000万円以上の年間給与所得を得ているのは約250万人、全体のおよそ5%にあたります。そんな20人に一人の存在でも「生活が苦しい」とつぶやいてしまう裏には、いったいどんな理由があるのでしょうか。実際に年収1000万円以上の人からは以下のような声が聞こえてきました。

・「給与が増えると、税金や社会保険料がとにかくあがる。『日本は累進課税制度だから仕方ない』なんて言われるけれど、頑張って働いた結果が所得制限に引っ掛かっていろいろな手当の対象外になるというのが腑に落ちない」

・「とにかくいろんなものを引かれていくので自分がたくさん稼いでいる部類と言われても実感がわかない。実際は年収700万円くらいの人と変わらない生活レベルなんじゃないかと本気で思う」

どうやら「夢の年収1000万円」を実現した人たちの生活は思っているより華やかなものではないようです。