今年もスーツにネクタイで乗り切るしかないと観念した主人公は、「はい、我慢します。」と、先ほどの提案を取り下げます。そこへ新人女子がやってきて、係長に質問をしました。「係長、スーツだったらいいんですか?」「ああ、夏用のスーツとかがあるだろ。工夫しなさい。」という係長の返答を聞くと、新人女子は、何かを思いついたという様子で、どこかに行ってしまいました。

しばらくして、作業着のような姿で戻ってきた新人女子。「なんだその恰好は?」と驚く係長に「空調”スーツ”です。ファンがついていて、涼しいんですよ。」と、にっこり笑ってスイッチを操作します。フォォーンという涼しげな音をたてはじめる空調スーツ。すると係長、「そんなものがあったのか。いいな、俺も買おう。」と言うなり、ネット通販のサイトに行き、ボタンをポチリ。人には我慢が足りないとばかりのことを言いながら、係長自身も、夏場は暑いとは感じていた様子。思わず「スーツとネクタイはどこ行った⁈」と、主人公はあきれ顔。

新人女子の「これもスーツ」作戦の是非はさておき、職場を快適にしようという提案に対し、昔ながらのスタイルに固執して取り合おうとしない上司や同僚に悩んている読者の中には、思わずニヤリとしてしまった方もいるのではないでしょうか。妄想シャイン、次回もどうぞお楽しみに。

【マンガ記事】妄想シャイン

入社3年目でようやくこなれてきたサラリーマンの主人公は、ストレスが溜まるとひたすら妄想しながら乗り切る、妄想社員。オフィスでよくある、ちょっとしたイライラやモヤモヤを、今日も妄想しながら乗り切ります。

寺須こってぃ