いざという時には、積み立ての減額や停止も可能

とはいっても、コロナ禍が想像していたよりも長引いている、収入が減り今までのように資産運用を継続できない、というようなケースもあるかもしれません。そういった場合は、まずは自分が今保有している商品が、一時的に積み立て金額の減額や買い付け停止をすることは可能かどうかを調べてみましょう。

もちろん、資産運用は余裕資金で行うものですので、日々の生活費から充当すべきではありません。しかし一方で、積み立て投資は長期で行うからこそ将来の資産形成に役立つものですので、少額でも細く長く続けていけるような方法がないか検討してみることが大切です。

おわりに

コロナ禍でまだまだ先行きが不透明な状況ではありますが、多くの投資家は現状を冷静に捉えているようでした。それでも、資産運用や家計のやりくりなどお金について1人で考えていると、漠然とした不安を感じやすいもの。これを契機に、普段は話しにくいお金の話を、家族など身近な人と話し合ってみるのも良いかもしれませんね。

【参考】「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う投資マインドや生活状況の変化に関する意識調査」(マネックス証券株式会社)

川上 俊介