新型コロナウイルスによる外出自粛や新しい生活様式への切り替えといった流れの中で、自身の収入や支出についてあらためて見直す人も多かったのではないでしょうか。特に資産運用をしている人の中には、先行きが不透明な状況を前に「今、資産運用に回しているお金をどうしよう…」と不安に感じている人もいるかもしれません。
そこで今回は、コロナ禍でみんなの投資マインドはどう変化し、実際にどのように動いたのかを、最新の調査データを参考にしながら確認していきましょう。
運用資産を買い増そうと考えている?
2020年4月にマネックス証券株式会社が公表した「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う投資マインドや生活状況の変化に関する意識調査」によると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマーケットの値動き状況において、投資経験者の3割程度が「運用資産を買い増していく」ことを考えているようです。
残り6割近くの投資経験者は「特に行動には移さず静観する」と回答し、資産を売却して現金比率を高めることを検討していると回答したのはわずか1割程度でした。
先行きが見えない状況の中では、ひとまず手元資金を増やして安心を担保したいと考える人が多そうなものですが、現状においては資産を増やすチャンスと捉えている投資経験者も少なくないことがわかります。