全国での緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ先行きが不透明な状況が続いています。仕事に関しても、今まで通り出社するかたちに徐々に移行していく人もいれば、しばらくはテレワークのままという人もいるでしょう。

自宅でテレワークを継続する人にとっては、「いかに集中して仕事をするか」というのが、1つの課題になっているのではないでしょうか。一方で、SNSなどでは「自宅では会社ほど集中できずに仕事が進まない」という声も、ちらほら挙がってきています。

そこで今回は、自宅でも集中して仕事をするためのコツについて見ていきたいと思います。

自粛期間中はカフェやレンタルスペースで仕事をする人も

不動産関連のコンサルティング事業を手がけるハイアス・アンド・カンパニー株式会社が、2020年5月に行った意識調査によると、自粛要請後に自宅で仕事を行っていた人は全体の約6割。また、全体の4人に1人が、自宅周辺のカフェやレンタルスペースなどで仕事をしていたようです。

そのような人に対して「自宅に仕事をするのに適した空間があれば自宅で仕事をするか」という質問を投げかけたところ、およそ半数の49.3%の人が「はい」と答えています。コロナの影響で急遽テレワークに切り替わったことにより、満足に作業ができる環境を自宅に用意できなかったという人が一定多数いることがうかがえます。

つまり、自宅に仕事用のスペースを確保することができるかどうかが、自宅で集中して仕事をするための大きなポイントとも言えそうです。

仕事のための「十分な」環境は人によって異なる

では、自宅で仕事をするための「十分」なスペースとは、どのような環境なのでしょうか。