定年の65歳延長や年金の繰下げ受給など、定年後のお金にまつわる話題は枚挙に暇がありません。いつの時代も我々の関心が集まる話題と言えるでしょう。
定年後の生活のため、自分がどれくらいお金をもらえるか、退職金はいくらもらえるのか、気になるところです。そこで今回は、定年後にもらえる退職金について調べてみました。
定年後にもらえる退職金の平均はいくら
退職金制度は大きく2種類の制度に分けられます。
退職一時金制度
退職時に一括で退職金を支給する制度。支給が一回のみで以降は基本的に支給されません。
退職年金制度
年金制度を活用して一定期間、あるいは生涯に渡って給付を行う退職年金制度。
厚生労働省が公表している「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」によると、退職一時金制度のみがある企業は73.3%、退職年金制度のみの企業が8.6%、両制度併用している企業が18.1%となっています。退職一時金制度か年金制度か、どちらか一方のみ採用している企業もありますし、大企業などでは両方を支給しているという企業も存在します。
そして、各企業がどの制度を導入しているかによって、退職金の額が異なります。