実際、0〜3歳の小さい子どもは一人で遊ぶということが難しく、家に母親がいたら構って欲しくなるものです。YouTubeなどで子どもが夢中になりそうな動画を見せれば大人しくしてくれる場合もありますが、それにも限りがあります。

結果的に、午前中は外に遊びに連れて行き、お昼寝の時間や子どもが夜寝てから仕事をすることになり、負担が増えたという声もあります。

また、保育園が休園になった場合の対応を男性上司に尋ねたところ、「会社に子どもを連れて来たら?」と言われたというケースも。悪気はなかったのかもしれませんが、小さな子ども連れで電車に乗ったり、子どもがそばにいて仕事をすることに対する認識のギャップが浮かび上がった事例と言えるでしょう。

おわりに

「生理痛で仕事にならない時がある」「子どもの急な体調変化に対応しなければいけない」「在宅勤務でも子どもがいたら集中して働けない」など、女性が働くにあたっての課題はたくさんあります。

職場の環境が整っていないために出世を諦めたり、退職という選択をした女性も少なくないでしょう。日本では経営層が男性中心という会社がまだまだ多いですが、女性がより活躍できるようになれば会社も活気づくのではないでしょうか。みんなが働きやすい、風通しの良い企業が増えると良いですね。

LIMO編集部