産休・育休後は働き方が大きく変わる

子どもが生まれてからの働き方も出産前とは大きく異なります。自分の体調だけではなく、子どもの病気で会社を休んだり、早退したりしなければいけなくなることも少なくありません。

保育園の送り迎えなどのために時短勤務をするといった状況で休みを取ることになれば、仕事がこなしきれないだけではなく、周りに申し訳ないという気持ちで居心地が悪く感じることもあるでしょう。

共働きの夫とうまく協力できるのが理想ですが、どうしても母親が対応することが多くなるのが現実のようです。とはいえ、保育園の送り迎えや子どもが熱を出したときなどの緊急対応について、あらかじめ夫婦で話し合っておくことが大切です。

しかし、仕事の状況によっては夫婦間の事前の約束が守れないことも出てくるでしょう。「出産前のように仕事をこなすのがムリでもしょうがない」と、自分を追い詰めないことも大切です。また、復職前に病児保育やベビーシッターサービスの登録などをしておくと安心でしょう。

新型コロナで再認識、子育てと仕事の両立の難しさ

また、新型コロナウイルスによる一斉休校では、子どもの世話と仕事との両立が大変だと感じた母親も多いでしょう。

保育園については、厚生労働省による3月5日の通達で、感染への最大限配慮を基本としながらも原則開園となりました。ただし、「登園を自粛してほしい」という旨のプリントが配られるなど、リモートワークなどの対応ができる場合には預けづらいと感じる人も多かったようです。